今回は、遊びじゃねぇんだ…

STORY -ストーリー-

長野県・八ヶ岳連峰未宝岳。長野県警の大和敢助が雪山で“ある男”を追っていた時、不意に何者かの影が敢助の視界に。気をとられた瞬間、“ある男”が放ったライフル弾が敢助の左眼をかすめ、大きな地響きとともに雪崩が発生。そのまま敢助を飲み込んでしまい─

10ヶ月後。国立天文台野辺山の施設研究員が何者かに襲われたという通報を受け、雪崩から奇跡的に生還した敢助と、上原由衣が現場へ駆けつけた。事情聴取のさなか天文台の巨大パラボラアンテナが動き出すと、負傷し隻眼となった敢助の左眼がなぜか突如激しく疼きだす…

その夜、毛利探偵事務所に、小五郎の警視庁時代に仲の良い同僚だった“ワニ”と呼ばれる刑事から電話が入った。 未宝岳で敢助が巻き込まれた雪崩事故を調査しており、事件ファイルに小五郎の名前があったという。後日会う約束を交わした小五郎にコナンもついて行くが、待ち合わせ場所に向かっていた途中、突然響き渡った銃声─。

氷雪吹き荒れる山岳で、白き闇の因縁(ホワイトアウトミステリー)の幕が切って落とされる─

KEY PERSONS -キーパーソン-

長野県警
大和敢助(やまとかんすけ)

長野県警の警部。杖と隻眼は、ある事件の捜査中に雪崩に巻き込まれた際に負傷したもの。乱暴な口調と物騒な物言いで悪人と勘違いされることもある。上原由衣と幼なじみで、諸伏高明とは小学生からの同級生でライバル。

上原由衣(うえはらゆい)

長野県警の刑事で、大和敢助の幼なじみ。その同級生の諸伏高明のこともよく知っている。大和に好意を抱いていたが、長い間行方不明で、死んだと勘違い。他の人と結婚するも未亡人になる。大和を「敢ちゃん」呼びする癖が抜けずにいる。

諸伏高明(もろふしたかあき)

所轄の警部であだ名はコウメイ。大和敢助と幼なじみで、三国志などを引用した比喩表現を好む。東都大学法学部をトップで卒業するもキャリア試験を受けず、ノンキャリアで県警本部入りした変わり者。

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